
「社内にIT担当者がいない」「トラブル対応に手が回らない」――そんな中小企業にこそおすすめしたいのが、IT業務のアウトソーシングです。
限られた人員と予算のなかで、セキュリティ・ネットワーク管理・クラウド運用などのIT課題に対応するのは簡単ではありません。
本記事では、IT業務をアウトソーシングする5つの大きなメリットと、依頼できる業務の種類、注意点などをわかりやすく解説します。
なぜ今、中小企業がIT業務をアウトソーシングすべきなのか
●IT人材不足と自社対応の限界
近年、中小企業でもIT化が急速に進む一方で、IT人材の確保は非常に困難になっています。担当者が一人、あるいは兼務というケースも多く、十分な対応ができないまま業務が属人化してしまうリスクもあります。
●業務効率とコストの見直しが必要な時代
IT業務に時間を取られてしまい、本来集中すべき業務(営業や商品開発など)がおろそかになっているケースも見受けられます。コア業務とノンコア業務を分離し、業務全体の生産性を上げる必要があります。
●クラウド化・セキュリティ対策など専門性の高い分野が増加
情報漏えい対策、ゼロトラスト、SaaS導入支援など、社内対応が難しい領域は年々増えています。アウトソーシングでプロの力を借りることが重要になっています。
IT業務のアウトソーシングで得られる5つのメリット
① 専門スキルを持つ人材を柔軟に活用できる
アウトソーシング先には、ネットワーク・セキュリティ・クラウドなど各分野の専門家が在籍しています。必要なときに必要なスキルを使えるのが大きな魅力です。
② 自社のコア業務に集中できる
社内のメンバーは営業・経理・商品開発など、本業に集中することができ、全体の生産性が向上します。
③ ITコストの最適化(固定費→変動費へ)
専任のIT人材を雇用すると、人件費や教育コストがかかりますが、アウトソーシングであれば必要な業務分だけ依頼でき、コストを抑えやすくなります。
④ 最新技術やセキュリティ対応に強くなる
IT業界は変化が早いため、外部のプロに任せることで最新の技術や法令対応(個人情報保護法など)を取り入れやすくなります。
⑤ トラブル時の対応スピードと安心感が違う
障害発生時に「誰に聞けばいいか分からない」という状況は避けたいところ。アウトソーシング先には専用窓口やSLA(サービス品質保証)があり、迅速で的確な対応が期待できます。
アウトソーシングでよく依頼されるIT業務の例
アウトソーシングで対応できる業務は多岐にわたります。以下は中小企業でよく依頼される内容です。
●社内ヘルプデスク・PCキッティング
社員のITトラブル対応や新規端末の初期設定など、日常的に発生するIT作業を外注することで、社内の工数を削減できます。
●インフラ・ネットワーク管理
オフィスのインターネットや社内LANの設計・運用・保守も、プロに任せることで安定性とセキュリティが向上します。
●セキュリティ対策・IT資産管理
ウイルス対策、ファイアウォール設定、PC・ソフトウェアの管理など、情報漏えいリスクを防ぐ業務もアウトソーシング可能です。
●クラウド導入・SaaS運用サポート
Google WorkspaceやMicrosoft 365など、業務クラウドツールの導入・運用も専門家の支援を受けることでスムーズに進みます。
アウトソーシング活用の注意点と選び方
●自社に必要な業務範囲を明確にする
まずは「何を外注したいのか」を明確にすることが重要です。業務一覧を洗い出し、どこまでを社内・どこからを外部に任せるかを整理しましょう。
●依頼先の実績・対応範囲を比較する
実績豊富な業者は、似た業種の導入経験やセキュリティノウハウを持っています。対応スピードやトラブル対応力も比較ポイントです。
●契約内容とサポート体制をしっかり確認する
月額費用だけでなく、対応範囲、対応時間、追加料金の有無なども契約時にしっかり確認しましょう。
まとめ|中小企業こそ、ITアウトソーシングで得をする
「外注=コスト増」と思われがちですが、実際はその逆です。必要な分だけ頼める柔軟性と、社内リソースの最適化が図れる点で、アウトソーシングは非常に合理的な選択です。
- 人材不足に悩む企業にとっての強力な助っ人
- 最新技術とノウハウを活用できる
- コストとリスクのバランスをとった運用が可能
まずは一部の業務からアウトソーシングを試し、自社に合った運用方法を見つけてみましょう。
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